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庭木の剪定でお庭を美しく健康に

更新日:3 日前

― 美しく、健やかに保つための正しい剪定方法 ―


はじめに:剪定は「木の健康診断」


「枝が伸びすぎて見た目が気になる」「お隣に枝がかかってしまった」「最近花つきが悪い」そんなお悩みを解決するのが剪定(せんてい)です。


剪定は、ただ形を整えるだけではなく、木の健康を保ち、病害虫を防ぎ、風通しや日当たりを良くするためのお手入れの基本です。


この記事では、岩島造園が現場で行っている剪定の考え方・手順・時期・費用の目安を、専門的でありながらわかりやすくご紹介します。



1. 剪定とは?目的と効果を知る


剪定とは、不要な枝を切り落として樹形を整える作業」です。

 ただし、見た目を良くするだけでなく、以下のような効果があります。


剪定の主な目的


  1. 樹形を整える → 自然で美しい形を保ち、お庭全体を引き締めます。

  2. 風通し・日当たりを改善 → 病害虫の発生を防ぎ、樹木を健康に保ちます。

  3. 花芽・実つきをよくする → 枝の更新を促し、翌年の花や実を増やします。

  4. 危険の防止 → 屋根・電線・通路へ伸びた枝を安全に整えます。


岩島造園では、見た目の美しさだけでなく、「木の個性を活かしながら健康を守る」剪定を心がけています。



2. 剪定の種類とタイミング

剪定には目的や季節によっていくつかの種類があります。

種類

内容

時期

対応例

透かし剪定

枝を間引き風通しを良くする

主に秋〜冬

全般的に対応

切り戻し剪定

枝先を切って形を整える

春〜秋

モミジ・ツツジなど

更新剪定

古枝を切って若枝を伸ばす

冬〜早春

サツキ・ツバキなど

整枝剪定

樹形を整える軽めの剪定

通年(花後が理想)

花木・生垣など

樹種によっては剪定時期を誤ると花芽を切ってしまうことがあります。たとえば「アジサイ」や「ツツジ」は花が散り始めごろすぐに剪定するのが基本です。



3. 剪定の流れ(実際の現場手順)


現地確認・打ち合わせ

木の種類・大きさ・生育状態を確認し、「どこまで切るか」「どんな仕上がりにするか」をご相談します。


枝の選定

  • 交差枝・立ち枝・枯れ枝を確認

  • 混み合っている部分を中心に整理

  • 全体のバランスをイメージしながら計画


剪定作業

  • 高木は脚立や高所作業車を使用

  • 枝を一気に切らず、少しずつ様子を見ながら整えます

  • 木に負担をかけない「透かし剪定」を基本としています


清掃・仕上げ

落ち葉・枝くずをきれいに掃除し、剪定後の姿をお客様と一緒に確認します。



4. 剪定のプロが見る「枝のサイン」

木は言葉を話せませんが、枝ぶりにはたくさんのサインがあります。


  • 枝の角度が急 → 折れやすい

  • 内向枝が多い → 日当たり不足

  • 幹の上に枝が集中 → 倒れやすいバランス

  • 枝先が細く伸びすぎ → 栄養が分散


こうしたサインを読み取り、どの枝を残し、どの枝を切るかを判断します。岩島造園では「木の個性を見極める剪定」を大切にしています。



5. 剪定の頻度と時期の目安

樹種

剪定時期

頻度

常緑樹(マキ・モッコク・ツバキなど)

5〜7月または9〜11月

年1〜2回

落葉樹(モミジ・カエデ・ハナミズキなど)

11〜3月(休眠期)

年1回

針葉樹(マツ・サワラなど)

4〜6月(ミドリ摘み)+11月(もみあげ)

年2回

生垣

5〜9月(伸びすぎたら随時)

年2〜3回



6. 剪定の費用目安

費用は木の高さ・枝の量・作業条件(脚立・高所車など)で変わります。

樹高

剪定料金(1本あたり)

備考

〜3m

3,000〜5,000円

小木・低木

3〜5m

6,000〜10,000円

一般的な庭木

5〜7m

10,000〜18,000円

高木・脚立使用

7m以上

20,000円〜

高所作業車対応

※ごみ処分費・運搬費は別途。複数本の同時作業で割安になります。

参考例:

  • シマトネリコ(5m)+ツツジ3本 → 約15,000円〜20,000円

  • モミジ・マツなど大木2本 → 約30,000円〜40,000円



7. 剪定で得られる3つのメリット


① 景観の改善

 剪定で形が整うと、庭全体が明るく見え、住まいの印象も良くなります。


② 木の健康維持

 風通しが良くなり、病害虫(カイガラムシ・アブラムシなど)の発生を防ぎます。


③ 長寿命化

 古い枝を除くことで新しい芽が育ち、木の寿命が延びます。



8. 剪定でよくある失敗と注意点


失敗例

原因

対策

枝を切りすぎた

強剪定によるダメージ

木の種類に合わせた軽剪定を意識

花が咲かない

花芽を切った

花後すぐの剪定を心がける

枝がすぐ伸びる

栄養枝の残しすぎ

枝の勢いを見ながら調整

木が傾いた

下枝の切りすぎ

バランスを見て残す枝を選定

「切りすぎない」「残しすぎない」その中間が、プロの腕の見せどころです。



9. 岩島造園の剪定スタイル

岩島造園の剪定は、次の3つの柱で構成されています。


木の個性を活かす

同じ樹種でも、生育環境・日当たり・風の通りで枝ぶりが違います。その木の“性格”を見極め、自然な形に整えます。


手入れのしやすさを重視

将来の管理も考慮し、伸び方をコントロールする剪定を行います。


環境・建物との調和

住宅や塀、道路などとのバランスを見て、景観全体を整えます。和風・洋風・モダンガーデンなど、デザインに合わせた剪定にも対応。



10. ご相談の流れ


  1. お問い合わせ(お電話・メール)

  2. 現地確認・お見積り(無料)

  3. 剪定プランのご説明(仕上がり・本数・費用)

  4. 作業実施(半日〜1日)

  5. 仕上げ・清掃・完了確認


野々市市・金沢市・小松市・かほく市を中心に、「1本だけの剪定」から「庭全体の年間管理」まで幅広く対応しています。



11. 剪定後のおすすめメンテナンス


  • 施肥(肥料やり):剪定後の回復を助ける

  • 防除(薬剤散布):虫や病気を予防

  • マルチング・防草シート:雑草対策で景観維持

  • 年間管理契約:春・秋の定期剪定でいつも美しく



12. まとめ:剪定は“お庭のリズムを整える”作業


剪定は木にとってのリセット。不要な枝を整理し、次の季節に向けてエネルギーを蓄える大切な時間です。


形を整えるだけでなく、「健康で長く、美しく育てる」ためのケアとして、ぜひ定期的に行いましょう。


岩島造園では、樹木の種類・お庭の環境・ご希望の雰囲気に合わせて、最適な剪定プランをご提案しています。


🌿 無料見積もり・ご相談はこちら

📞 電話・メールで受付中📍


対応エリア:野々市市・金沢市・小松市・かほく市ほか石川県全域


 
 
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