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木の伐採でお庭を整える

更新日:10月19日


― 安全・丁寧に行うための基礎知識と費用目安 ―


はじめに:その木、切るべきか、残すべきか


「枝が電線にかかっている」「台風のときに倒れそう」「日当たりが悪くなった」そんなときに検討するのが「伐採」です。


しかし、伐採は単に「木を切る作業」ではありません。安全に、周囲を傷つけず、次の空間づくりへつなげるための“技術”が必要です。


この記事では、岩島造園が現場経験をもとに、伐採の判断基準・作業工程・費用相場・注意点をわかりやすく解説します。



1. 「伐採」と「剪定」の違い

まず、混同されがちな2つの作業を整理しておきましょう。


用語

内容

目的

剪定

枝を部分的に切り、形や風通しを整える

健康維持・景観の維持

伐採

幹から切り倒して木を根元から除去する

危険回避・敷地整理・庭じまいなど

伐採は一度行うと元には戻せないため、「本当に切るべきか」を見極めることが大切です。岩島造園では、まず樹木の状態・お客様のご希望・お庭の今後の使い方を伺ったうえで、「剪定で維持できるか」「根元から伐採すべきか」を丁寧に判断します。



2. 伐採が必要になる主なケース


危険木・支障木の対策

  • 枯れて倒れるおそれがある

  • 枝が屋根・電線・道路にはみ出している

  • 台風や積雪で幹が傾いている


お庭のリフォーム・建替え

  • 新しい駐車場・フェンス設置のためにスペースを確保したい

  • 庭じまい・更地化などで木を整理したい


根の影響

  • ブロック塀・家の基礎を押している

  • 排水管やインターロッキングを持ち上げている

これらのケースでは「部分伐採」や「根元からの全伐採」を行います。作業は重機やチェーンソーを使うため、安全管理が最も重要です。



3. 伐採作業の流れ(現場での基本手順)


現地確認・打ち合わせ

伐採は環境条件によって大きく異なります。

  • 木の高さ・幹の太さ・傾き

  • 周囲の建物・電線・フェンスの位置

  • 車両の進入可否・処分経路


これらを確認し、どんな方法で切り倒すかを計画します。場合によっては高所作業車ロープ伐採を使用します。


養生・安全確保

周囲の壁や塀、建物、植栽などをブルーシートで養生します。また、通行人や車両の多い現場では警備員を配置することもあります。


枝払い(枝下ろし)

上部の枝を切り落として、木の重量とバランスを調整します。高所ではロープワークを使い、落下方向を制御して安全に下ろします。


幹の伐採

チェーンソーで根元をカットし、木を倒します。スペースが狭い場合は、上から分割伐採を行い、1m程度ずつ切り落としながら地上で処理します。


切株処理・抜根(必要に応じて)

伐採後に根を残す場合と、完全に取り除く「抜根」とがあります。

処理方法

内容

向いている場所

そのまま残す

地表面で切株をカット

花壇や砂利敷きに転用する場合

抜根

根を重機・ウインチで掘り起こす

建築予定地・駐車場など


搬出・処分

切った枝・幹はトラックに積み込み、処分場へ搬入します。



4. 使用する道具・重機


  • チェーンソー(ゼノアGZ3500EZなど)

  • バッテリー式チェーンソー(マキタ製)

  • ロープ・滑車・安全帯(狭所や高所作業用)

  • 高所作業車(12〜20m対応)

  • チップソー・枝切りばさみ

  • 2tダンプ・軽トラック(運搬用)




5. 費用の目安

伐採費用は「幹の太さ(幹周)」「高さ」「作業環境」によって変わります。

幹周(目安)

樹高

料金(処分費別)

〜30cm

3〜5m

約8,000〜15,000円/本

30〜60cm

5〜7m

約15,000〜25,000円/本

60〜90cm

7〜10m

約30,000〜45,000円/本

90cm以上

10m超

お見積り(高所作業・重機使用)

処分費は搬出距離・処分量・車両台数により変動します。





6. よくある失敗・注意点

失敗例

原因

対策

周囲を傷つけた

養生不足・倒し方の計画不足

プロによる倒方向の設計が必要

切株から芽が出る

根が残っている

抜根または除草剤処理

処分費が想定外

太木・根・幹の重量超過

事前にトラック積載量と処分単価を確認

隣地トラブル

枝や木屑の飛散

養生と作業中の声かけで防止



7. 伐採後のおすすめ施工

伐採後は「そのスペースをどう使うか」も大切です。


  • 防草シート+砂利敷き:草が生えない清潔な空間に

  • 花壇・植え替え:低木・下草で明るい印象に

  • フェンス・目隠し設置:防犯・プライバシー対策に

  • 庭じまい:お庭を整理して管理を減らすプランも可能


伐採は「お庭のリセット」であり、次の形をつくる第一歩です。



8. 岩島造園の伐採ポリシー


  • 国家資格「1級造園技能士」による安全管理

  • 倒木方向・重心・風向きを計算した計画伐採

  • 狭所・電線下でもロープ伐採で対応可能

  • 処分・抜根・整地までワンストップ施工

  • ご希望に応じて「植栽リニューアル」や「防草シート施工」も同時対応


「お母様が大切にされてきた庭木を丁寧に整理したい」「空き家の庭を安全に片付けたい」そんな想いに寄り添いながら作業を行っています。



9. ご相談の流れ


  1. お問い合わせ(電話・メール)

  2. 現地確認・お見積り(無料)

  3. 作業計画のご説明(安全・倒す方向・時間など)

  4. 着工(半日〜1日)

  5. 処分・清掃・完了確認


石川県内(野々市市・金沢市・小松市・かほく市)を中心に、現地確認は最短で翌日対応可能です。



10. まとめ:伐採は「安全第一」の専門作業


伐採は見た目以上にリスクの高い作業です。正しい手順と設備があってこそ、安全に・確実に・美しく仕上がります。

「倒れそうで心配」「庭を整理したい」「建物に近くて切りづらい」そんなお悩みがあれば、まずは岩島造園へご相談ください。


現地を確認のうえで、「剪定で済むのか」「伐採が必要か」「どう仕上げるのが最適か」まで丁寧にご提案いたします。


🌳 無料見積もり・ご相談はこちら

📞 電話・メールで受付中


📍 野々市市・金沢市・小松市・かほく市ほか石川県全域対応


📸 現場の写真をお送りいただくとスムーズです

 
 
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