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🌿 除草剤の種類と性質

効かない理由・失敗しない使い方・庭にやさしい選び方を徹底解説



📝「除草剤を撒いたのに、すぐ草が生えてくる」

  「強い薬は庭木に悪そうで怖い」

  「結局どれを選べばいいのか分からない…」

そんなお悩みをよく伺います。

ある日、現地調査の際、お客様がこうおっしゃいました。

「ホームセンターで一番強そうなのを買ったんですが、元通りで……」

この言葉に、除草剤の“勘違い”がすべて詰まっていると感じました。

除草剤は、種類と性質を理解して使わないと、ほぼ意味がありません。

この記事では、造園のプロ目線で除草剤の種類・性質・正しい使い分けを現場の実例とともにわかりやすく解説します。



📝 コラムのポイント

✔ 除草剤は「強さ」ではなく「種類」で選ぶ

✔ 使い方を間違えると逆効果になる

✔ 正しく使えば、草取りの8割は不要になる



📚 目次

  1. 除草剤が効かない本当の理由

  2. 除草剤の基本分類

  3. 茎葉処理型の特徴と注意点

  4. 土壌処理型の特徴と注意点

  5. 非選択性と選択性の違い

  6. 即効型と持続型の違い

  7. 庭の状況別・最適な選び方

  8. よくある失敗と対処法

  9. プロがすすめる除草の進め方

  10. まとめ



🌿 1. 除草剤が効かない本当の理由

多くの方が失敗する最大の原因は、雑草の性質と薬剤の性質を合わせていないことです。

・葉に効く薬を地面に撒く

・土に効く薬を葉に撒く

・成長期でない時期に使用する

・雨の前日に散布する

これでは、効かないのが当たり前なのです。



🧪 2. 除草剤の基本分類

除草剤は大きく分けて4つの軸で分類されます。

分類軸

種類

作用部位

茎葉処理型/土壌処理型

選択性

非選択性/選択性

効果速度

即効型/持続型

成分

グルホサート系/MCPA系など



🍃 3. 茎葉処理型

葉や茎から吸収され、根まで枯らします。

・スギナ・ドクダミ・チガヤ

などに有効。

散布は晴天・無風が鉄則。



🪨 4. 土壌処理型

土に成分が残り、新しく生える草を抑制します。

・防草対策・砂利下・空き地

に最適。



⚖️ 5. 非選択性と選択性

非選択性

→ かかった植物はすべて枯れる

選択性

雑草だけ枯らすタイプ

庭木や芝生周りでは選択性が必須。



⏳ 6. 即効型と持続型

即効型:2〜3日で枯れる持続型:2〜6か月発芽を抑制

目的で使い分けます。



🏡 7. 庭の状況別・最適な選び方

状況

おすすめ

雑草が伸び放題

茎葉処理型+非選択性

防草対策

土壌処理型+持続型

芝生の中

選択性タイプ

家周り

低臭・低刺激タイプ



⚠️ 8. よくある失敗

・濃すぎる・薄すぎる・雨直前・風の日散布

これらはすべて逆効果です。



🧑‍🌾 9. プロがすすめる除草の進め方

① 雑草を刈る

② 茎葉処理

③ 1週間後確認

この流れで雑草管理はほぼ解決します。



🧭 10. まとめ

除草剤は、正しく使えば最高の味方間違えれば無駄な出費です。


岩島造園では、野々市市・金沢市・白山市を中心に庭の状況に合わせた最適な除草計画をご提案しています。


🌿どうぞお気軽にご相談ください。

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